偶像崇拝

亀梨君と道重さんが好きです。ジャニヲタに女子ドルを、女子ドルヲタにジャニーズを、ステマしていくのが真の目的。

10年以上亀梨担をやってきたヲタクが無所Jr.に恋をした話

 

比喩ではなく、彼の一挙一動に目が離せなくなっていた。ああ、「目が離せない」ってこういうことなんだと心から思った。

 

帰り道、気がつけば普段あまり選ばないようなハロプロの浮かれポンチな恋の曲を聴いていた。聴きながら彼のことを考えていた。中高生の頃に体験した、憧れの先輩に話しかけてもらえた日のような、はたまた気になっている男子と廊下ですれ違ったときのような、浮き足立ったフワフワした気持ちだった。

 

あくる日も朝からソワソワした。今日もあのステージで彼が踊っていることを考えると、今すぐにでも職場へ向かう電車を乗り換えてTDCへ向かってしまいたいような、焦燥感に駆られた。夕方、退勤してすぐに彼の名前をTwitterで検索した。その日彼が何をして、どんな風に振る舞っていたのか、どんな小さなことでも知りたかった。流れ込んできた文字の情報を脳内再生しながら、今日も彼の姿を見たかったなぁと思った。帰宅してすぐに持っていたDVD映像の中から彼の姿を探した。メインで踊ることない彼は全然画面に映らなくて、昨日私が見つめていたものをDVDに焼きたい、と心底思った。

 

さらに次の朝には、一昨日私が見たものに近い、彼の姿を見ることができた。メインステージで華やかに歌い踊る中島健人の後ろで、彼の姿があった。昨日望んでいたものを観れたのに、私は何故か切なかった。切ない、と思いながらも何度も電車を降りるまで繰り返し見た。昼休みに会社のデスクでこっそりまた再生した。朝と同じように踊っている彼の姿は、より一層私を切なくさせた。

 

彼の名は、寺西拓人という。いわゆる無所と呼ばれるJr.内のユニットに入っていないジャニーズJr.である。

 

 

彼の存在は以前から知っていた。少クラで見かけるとのダンスの上手さも感じていたし、ドラマ49でも印象に残っていた。が、それより何より顔立ちがそもそもタイプだった。私の記憶が正しければ、最初に彼を見たのはいわゆる闇写と呼ばれるプライベートを隠し撮りされた一枚だったように思う。ネットの海でたまたまその写真を見かけて、「この人めちゃくちゃタイプ…!こんなJr.いたのか、ふむふむ寺西拓人ね、覚えておこう!」と思わず保存した。

 

そこから現場でちゃんと見てみたいな〜とうっすら思っていたものの、2〜3年は寺西拓人の姿をきちんとステージ上で目にする機会はなかった。そしてその機会は唐突にやってきた。中島健人担当のヲ友達に誘っていただき、目視でステージ上のJr.を全て確認できるような良席で、中島健人のソロコンサートを見られることになった。特にお目当てのJr.もいないと思っていたため、内輪はおろかペンラも持たない状態で会場に入った。「YJの曲なにか歌ってくれるかな〜ケンティ♪」などと呑気に友人に話しかけながら開演を待った。幕が上がり、ブラックスィ〜ンデレラを歌う中島健人のアイドル力にテンションが上がり、CANDYや4seasonsで過去のセクゾンコンを思い出しちょっぴりセンチメンタルになりながらも、思い切りはしゃいだ。

「あ、そういえば今日寺西いるじゃん!生でダンス見てみたかったんだよね〜!どれどれ!」と思いつき、視線を中島健人から後ろのJr.に移した。視線を移したが最後、その瞬間から、完全に私の視界の中心は中島健人ではなくなった。たった3曲やそこらで中島健人と私のデートは終了した。だってしょうがない、寺西拓人が格好良過ぎたのである。

 

そこから私は、かの有名な年収を気にするお姉さん(画像参照)のようなポージングのまま、ともかく寺西拓人の姿を目で追いかけていた。

 

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どのダンスを見てもしなやかで余裕がある。と思ったら、MCやお遊びコーナーでは近所の気さくなお兄さん的な柔和な顔をのぞかせる。無邪気に笑う。またダンスが始まればサッと表情が変わる。雄の顔になる。中島健人が私を除く2000人余りの女性とデートを全力で続行する中、私はひとり凄い勢いで底なし沼に飲み込まれていた。

 

 

このようにして私は無所Jr.寺西拓人の虜となった。

 

しかしながら、あえて今は、彼を目的にコンサートに行ったりもしなければ、『担降り』もしないことに決めた。

その理由は、冒頭に述べた『切なさ』にある。それから『願掛け』のような祈りに近い想いも勝手に込めている。

 

約12年ほど応援し続けている亀梨くんは、私にとってアイドルとして理想的で魅力的で、とんでもなく愛おしくて居心地が良い沼だ。でも決してリア恋ではない。

一方で、私にとって寺西拓人というアイドルはリア恋枠という名の泥沼なのである。アイドルとしてではなく、恋する相手のように追いかけてしまう予感をビンビン感じている。

 

恋する相手としてアイドルを追いかけるのもまた楽しいヲタク人生になるだろうし、ひとつの幸せの形だとも思う。

それでもやはり無所属Jr.を全身全霊で恋するように応援する勇気は、今の私にはない。身勝手ではあるが、『いつか失うかもしれない』という不安が私を踏みとどまらせたのである。

 

もちろん、今後もTwitterで情報を読んだり少クラで踊る姿を見るなどして、茶の間的に応援していきたいと思う。

そしていつか、私が『もう我慢できない!現場で寺西拓人を見たい!お願いだから応援しに行かせてくれー!』となる日が来るとしたら、その時に彼にはステージの主役となって踊っていてほしい。

 

彼がいまどのくらいデビューすることを望んでいるのか、どのような志を持っているのかをも知らないくらい、まだ私は寺西拓人について無知である。スピードを飛ばしすぎない程度に、そのあたりも少しずつ知っていきたい。

 

今は一歩引いたところからしか応援できないけれど、いつか私みたいな臆病なヲタクが全身全霊で好きだと言わせてくれる場所を、どうかあのしなやかに動く手で切り開いていってほしい。

 

この私の身勝手な祈りをもしも彼が叶えてくれたなら、多分きっと彼はその時こそ間違いなく私のアイドルになる。